- ピアス穴あけは痛いですか?
- 耳たぶのピアス穴あけは一瞬で終わり、痛みも強くありません。通常、麻酔の必要はありませんが、特に痛みが不安な方のために局所麻酔(注射タイプと塗るタイプ)をご用意しています。 ボディピアスは痛みを伴いますから、局所麻酔を使用します。
- ピアス穴あけに良い季節はありますか?
- ピアス穴あけは1年中いつでも可能です。ただ、夏場に水泳をなさる方は、その時期を外した方が良いでしょう。
- シャンプー、お風呂はいつから入れますか?
- ピアスを開けた当日から入浴、シャワー浴、洗顔が可能です。シャンプーは当日は控えて下さい。翌日からは構いません。ピアスを開けた部位が万が一痛む場合は、ぬるめのシャワー浴のみにして下さい。
- パーマやカラーリングはいつからできますか?
- できるだけピアスホールが完成するまでお控え下さい。 どうしても必要な方は、耳に液がかからないようにカバーをかけてもらうと安心です。
- ピアスをしたままサウナは大丈夫ですか?
- 金属製のピアスは熱伝導性が高く、サウナに長時間入ると熱くなり、ピアスホール部分が炎症を起こすことがあります。 ピアスを外すか、シリコン製のピアスに変えて下さい。
- ファーストピアスはいつ外せますか?
- ピアスホール完成とは、ピアスの穴の周囲にしっかりと皮膚が形成された状態です。 ピアスホールが完成するまで、耳たぶピアスは約1ヶ月半かかります。ピアスホール完成まではファーストピアスを外すことはできません。1ヶ月半が経過し、痛みや腫れ、浸出液などがなければホールが完成したサインですので、ファーストピアスを外すことができます。 ただ、最初の1年程度はホールがまだしっかりしていませんから、外しっぱなしにしておくと穴が塞いでしまいます。シンプルでアレルギーの起こりにくい素材のピアスを毎日つけるようにしましょう。セカンドピアスであれば着けっぱなしでも構いません。
ボディピアスの完成までには2〜3ヶ月かかります。 完成時期を過ぎても痛みや腫れ、浸出液など、トラブルが続く場合はファーストピアスをつけっぱなしでケアを続けて下さい。完成時期を1ヶ月以上過ぎても症状が続く場合、あるいは早い時期であっても症状が強い場合は、感染が起きていたり、金属アレルギーが起こっている可能性も考えられますので、早めにご来院ください。 - 市販の消毒液は使えますか?
- ピアスを開けた後はしばらく、毎日消毒する必要があります。市販の消毒液は毎日使うためのものではありませんから、ピアスの消毒に使うとトラブルの原因になります。処方された消毒液がなくなってしまったときに数日代用する分には構いませんが、長くお使いにならないで下さい。 当病院では殺菌力が強く肌に優しい消毒を処方しますので、お肌の弱い方も安心です。効果的な消毒法もご指導します。ピアス穴あけ専用消毒液のみをお求め頂くことも可能です。
- 金属アレルギーですがピアスを開けられますか?
- チタン、あるいは医療用ステンレスにアレルギーが無ければ通常の方法でお開けすることが可能です。チタン、医療用ステンレスに対してアレルギーがある場合はシリコン製ファーストピアスでお開けします。
- ケロイド体質ですがピアスを開けられますか?
- 特に原因がなく、いつの間にかケロイドができるような重度のケロイド体質の方は、ピアス部位が大きな傷になる可能性がありますからピアス穴あけはお勧めしません。 重度でなければ、ピアスはお開けすることが可能です。中等度以上の場合は、ケロイド予防の内服薬の併用をお勧めすることがあります。
- ケロイドができてしまいました。治療はできますか?
- 内服薬や注射で治療することが可能です。
- ピアスが埋まってしまいました。
- 「気付いたらピアスが耳に埋まっていた」ということが時々あります。これは、ヘッドやキャッチが小さすぎるものを使用していたり、キャッチを強く閉め過ぎていることで起こります。 埋没したピアスはレーザーで取り出し、きれいに治りますのでご安心ください。麻酔を使って処置しますので無痛です。ホールを塞ぐことなく傷を治すことも可能です。 状態を悪化させたり感染を起こす可能性がありますので、ご自分で触らずご連絡ください。
- ピアスショップと病院で違いはありますか?
- 日本ではピアス穴あけは医療行為であり、医療機関のみで行うことができるとされています。にもかかわらず、多くのピアスショップで穴あけが行われています。高い技術と知識で行われているのであればまだ良いのですが、知識や技術が稚拙にも関わらず穴あけを行っているボディスタジオが多いことが大きな問題です。また、ボディピアスに不可欠である感染予防の薬の処方ができないこと、麻酔を使用することができず穴あけに大きな痛みを伴うことなど、多くの問題があります。 ボディピアスは血管や神経を傷つけてしまう可能性もあるために、解剖学的な知識が不可欠です。解剖学的知識とピアスに精通した病院でお開けになることをお勧めします。